建築士の役割

建築士の役割

皆さん、建築士って、図面を書くことが、主な仕事と思っていませんか?
それはいわゆる図面書き屋であって、建築士の役割とは違います。
独立した設計事務所に設計を依頼するということは、あなたの家造りに関わる様々な問題を、専門知識と業者から独立した立場で助言が出来る。言ってみれば家造りの弁護士のようなものです。“顧問建築士”とは、あなたの理想の家造りを擁護・補完する立場にあります。

設計料を「図面を書くための費用だし設計料は高いから…」と軽んじて工務店の設計と顧問建築士の設計を、同様に考えてしてしまう方がいらしゃいますが、これは「立場の違い」を理解していないので、長い目で見ると損をしてしまいます。

もし、建主さんが建築の専門家なら自ら現場のチェックをして、工務店に問題点を指摘して改善できますが、一般の建主さんは大抵、工務店側の言いなりです。そこで必要なのが工務店とは独立した“顧問建築士”なのです。

工務店の社員にも建築士の資格を持つものもいますが、この種の建築士は雇い主の工務店の仕事をするのであって”あなたを利益、権利を擁護・補完する立場にはありません。” また、通常はこの種の設計費用は工務店の工事費の中に含まれていおり、設計料を支払っているという実感はありません。

顧問建築士は建主さんのために工務店に対し、施工費のチェック・工事現場の監理・進捗状況のチェックを行います。建主さんとの仕様打ち合わせに始まり、お好みの照明器具の選定や、設備のショールーム巡り、値引き交渉などを行います。
また、工事現場での、各工事業者との打ち合わせなどを行います。
実際の工事現場には週に平均2~3回出向きます。図面を作業は業務全体の1割程度です。

皆さんの家造りに建築士が入ると、設計費の分だけ家の値段が高くなると考えるかかもしれませんが、そんなことはありません。むしろ余分な経費の削減、建築作業の効率化が図れ、”総額では安くなることの方が多い”んです。

 

◎事例1 当初2社の工務店から同額の2150万円の工事費が提示されました。顧問建築士が間に入り、その内の1社と施工代金の値引き交渉を行い、また使用する建材は直ルートを使い経費削減に努めた結果、1900万円まで下がりました。安くなった分、工事が手抜きになることはありえません。顧問建築士が施工現場のチェックに行きますので設計図書通りに建築工事は終了しました。

 

◎ 事例2 建主様が当初の工務店に依頼した見積工事代金は3500万円でした。そこに顧問設計士が依頼を受け、設計をはじめからやり直し、良質の国産無垢材を以前の設計より贅沢に使う、質の高い仕様にして、建物を完成させました。結果、設計業務報酬も含んで、当初見積額と同じ3500万円に納まりました。

このように単に奇抜なデザインにしたいからと設計事務所に頼むのではなく、きちんと建築工事を監理してもらうために頼むということに重点を置いて家造りを考えた方がよいでしょう。

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